
「カナダの私立高校への留学、いったいいくらかかる?」
これは高校留学を検討するご家庭が最初に突き当たる疑問です。実は、カナダの私立高校の年間費用は $31,000〜$104,000以上(約340万〜1,150万円) と、学校によって3倍以上の開きがあります。
この差がなぜ生まれるのでしょう?そしてどの費用帯にどんな学校があるのか。この記事では、主要21校のデータをもとに徹底的に整理します。費用の全体像を把握してから学校選びに進むことで、予算と目的にぴったりの選択肢が見えてきます。
📋 この記事でわかること
- カナダ私立高校の「2つのタイプ」と費用の関係
- 主要21校を費用帯別に整理した比較表
- 費用に影響する4つの要素
まず理解すべき「2つのタイプ」が費用の根本を決める
カナダの私立高校の費用差を語るとき、避けて通れない前提があります。それが「インター型」と「ローカル型」という2つのタイプの違いです。費用帯の分布はこの区分にほぼ完全に対応しています。
| 🌏 インター型 | 🍁 ローカル型 | |
|---|---|---|
| 留学生の割合 | 留学生中心(80〜95%) | 留学生は少数(5~30%) |
| 英語サポート | ESLが充実・英語力不問の学校も | 一定の英語力が前提 |
| 入学時期 | 年複数回・柔軟 | 9月入学が基本 |
| 学校の性格 | 留学生向けに最適化 | 伝統校・名門校が多い |
| 年間費用の目安 | $31,000〜$58,000 | $63,000〜$104,000 |
インター型は留学生の受け入れに特化し、集客にも企業努力を行っておりコストパフォーマンスが高く、英語初心者でも安心してスタートできます。ローカル型は元々カナダの富裕層が通う、多くは格式を重んじる歴史のある学校で、留学生の料金プランはカナダ人より高くなっています。
どちらが「良い」ではなく、本人の英語力・目的・予算によって最適解が変わります。この前提を踏まえたうえで、費用帯別の学校を見ていきましょう。
費用帯別・全21校比較(授業料+生活費)
🟢 エントリー帯(〜$45,000/年)|インター型
英語が不安でもスタートしやすく、費用を抑えつつも充実のサポートでカナダの高校卒業を目指せる学校群です。日本のインターナショナルスクールと同程度の予算で留学できるケースもあります。
| 学校名 | 年間費用(CAD) | 目安(円) | 詳細 |
|---|---|---|---|
| コキットラム・カレッジ | $31,000 | 約341万円 | ▶ 詳細 |
| アーバン・インターナショナル(UIS) | $38,000 | 約418万円 | ▶ 詳細 |
| アレクサンダー・アカデミー | $40,000 | 約440万円 | ▶ 詳細 |
| セント・ジョンズ・アカデミー(バンクーバー) | $41,000 | 約451万円 | ▶ 詳細 |
| TAIEインターナショナル | $43,000 | 約473万円 | ▶ 詳細 |
🔵 スタンダード帯($45,000〜$60,000/年)|インター型
インター型の中でも、施設・プログラム・サポートが充実した学校群です。全寮制(ボーディング)の学校もこの帯に入ります。
| 学校名 | 年間費用(CAD) | 目安(円) | 詳細 |
|---|---|---|---|
| ローリエイト・カレッジ | $50,000 | 約550万円 | ▶ 詳細 |
| コロンビア・インターナショナル・カレッジ(CIC) | $51,000 | 約561万円 | ▶ 詳細 |
| ブロンテ・カレッジ | $51,200 | 約563万円 | ▶ 詳細 |
| J.アディソン・スクール | $58,000 | 約638万円 | ▶ 詳細 |
| ボドウェル・ハイスクール | $58,000 | 約638万円 | ▶ 詳細 |
🟠 ミドル帯($60,000〜$75,000/年)|ローカル型
ここからローカル型になります。カナダ人学生とともに学ぶ環境で、ある程度の英語力が入学の前提となります。歴史ある私立校として地域の信頼を築いてきた学校が多い帯です。
| 学校名 | 年間費用(CAD) | 目安(円) | 詳細 |
|---|---|---|---|
| アバディーン・ホール・プレパラトリー・スクール | $63,000 | 約693万円 | ▶ 詳細 |
| ブルックス・ウェストショア | $67,000 | 約737万円 | ▶ 詳細 |
| セント・ジョンズ・アカデミー(ショーニガン) | $67,250 | 約740万円 | ▶ 詳細 |
🔴 プレミアム帯($75,000〜/年)|ローカル型
カナダを代表する伝統的な名門私立校が揃う帯です。広大なキャンパス、歴史的建造物、充実したスポーツ・アート施設など、「本物のボーディングスクール」が体験できます。
| 学校名 | 年間費用(CAD) | 目安(円) | 詳細 |
|---|---|---|---|
| アシュベリー・カレッジ | $84,700 | 約931万円 | ▶ 詳細 |
| ピカリング・カレッジ | $89,400 | 約983万円 | ▶ 詳細 |
| グレンリョン・ノーフォーク・スクール | $90,200 | 約992万円 | ▶ 詳細 |
| ブランクサム・ホール | $92,000 | 約1,012万円 | ▶ 詳細 |
| リドリー・カレッジ | $94,350 | 約1,038万円 | ▶ 詳細 |
| アップルビー・カレッジ | $97,400 | 約1,071万円 | ▶ 詳細 |
| セントマイケルズ・ユニバーシティー・スクール(SMUS) | $101,290 | 約1,114万円 | ▶ 詳細 |
| ショーニガン・レイク・スクール | $104,640 | 約1,151万円 | ▶ 詳細 |
「表示価格」から実費が変わる4つの要素
上記の金額はあくまで学費と主な滞在費の合算です。実際にかかる費用は以下の要素によって変動します。
① 滞在形式(ホームステイ vs 寮)
同じ学校でも、ホームステイと寮(レジデンス)では年間$5,000〜$10,000程度の差が出ることがあります。寮は管理・食事つきで安心感が高い分、費用は上がります。ホームステイは文化体験としての価値もありつつ、相対的に低コストです。
② ESLクラスの有無
英語補習(ESL)が必要な場合、追加で1科目あたり$2,500〜$4,000程度かかる学校があります(主にローカル校)。英語力が十分にある生徒は不要ですが、英語初心者は最初の数学期はESLが中心になるため、その分の費用計算が必要です。なおインターナショナル系の学校はESLに追加費用をとるケースは殆どありません。
③ 初期費用・諸経費
出願料($300〜$500)、登録料($500〜$3,000)、制服代($200〜$1,200)、健康保険($650〜$1,100)、後見人費用などが初年度にまとめてかかります。学校によっては合計$5,000超になるケースも。
④ 学年・履修科目数
グレード12(最終学年)は履修科目数が少なくなるため、授業料が下がる学校もあります。また夏季セメスターを追加で履修する場合は追加費用が発生します。
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