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概要
カナダのカレッジ/大学
留学生にひらかれるカナダのカレッジ・大学進学
日本で言う大学・短大はカナダではUniversityとCollegeにあたります。日本と異なる特徴はその殆どが公立(州立)である亊です。国・州が運営に関わり高い教育水準を維持している事は有名で、世界中から留学生が集まる評価にもつながっています。大学は約100校が全国に分布し、公立の大学だけで比較すると日本(約80校)よりも多く設置されています。カナダは国を挙げての学術国家とも言えるでしょう。
一方カレッジはアカデミック系以外に専門的知識・スキルに重きを置き、職業色が強い傾向があります。今やカレッジも大学に負けない多種多様なコースを取り揃え巨大なキャンパスを構える学校ばかりです。 そして殆どのカレッジ・大学が留学生を広く受け入れています。
カレッジが人気の理由
とりわけ留学生にとっては大学よりハードルのゆるいカレッジが人気です。具体的なカレッジの魅力は以下の通り。
1)入りやすい:入学条件が大学よりも緩く学費も大学より低い
2)仕事が出来る:ターム中も州20時間のアルバイトが可能(休暇期間はフルタイム可)
3)卒業後の就労ビザ:卒業後に大学卒業と同等期間の就労ビザ申請(ポスグラ)が可能。長期滞在・就労・移民へのステップとなる
4)大学編入可:卒業後に大学へ編入できる制度があり、大学進学のステップとして利用出来る
カレッジ・大学は特にオンタリオ州およびBC州に多く集まっており、アカデミックな州を形成しています。
※このページで述べるカレッジとは主にポスグラの対象であるカレッジ、その殆どが公立カレッジとなります。学校名で「○○カレッジ」という名前のついた学校でも、いわゆる「私立語学学校」「私立専門学校」が多いため混乱しやすいです。ご注意下さい。
カレッジからUBC(大学)へ編入した体験談
卒業後に就労出来る「ポスグラ」
カナダの大学・カレッジでは、留学生が卒業後に一定期間働ける制度があります。これをポスト・グラデュエイト・ワーク・パーミット・プログラム(Post-Graduation Work Permit Program)と呼びます。名称が長いため業界ではよくポスグラと呼ばれます。このポスグラの対象校は原則カレッジ・大学の本科に通う学生で、付属語学コースや専門学校は対象外となります。ポスグラ対象の学校かどうかはこちらの移民局のページから確認出来ます。
この制度を利用してカナダの永住権取得を目指す動きが一般的です。ポスグラから永住権取得の仕組みについてはこちらをご覧下さい。
就労可能な期間は、学校に通学した期間によって以下のようなルールとなります。
通学期間
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ポスグラの期間
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8ヶ月未満 | 申請出来ません |
8か月以上2年未満 | 通学期間と同じだけ申請可能 |
2年以上 | 3年間の申請が可能 |
就労期間は、1年間プログラムでは最長1年間の就労ですが、2年間以上通うと3年間の就労が許可される仕組みになっており、トータル5年間の海外生活計画となります。大学に4年間通っても就労は3年間ですので、カレッジに2年間通うとポスグラの制度を最もフル活用出来る亊になります。
働く先は学んだ分野に関係なく自由に決められ、また勤務・退職も自由なOpen Work Permitと呼ばれるタイプのものですから、言い換えれば3年間のワーキングホリデーと言えばわかりやすいでしょう。
ポスグラの仕組みは公立カレッジに通う学生に与えられた特権と言えます。このポスグラの仕組みを活用して永住権のステップにする方も多くいらっしゃいます。
カレッジの特徴
- 8ヶ月以上の通学で卒業後に就労可(ポスグラ)
- 大学進学のステップに出来る
- 年齢、人種など多様性のある学習環境
- 学科、料金、学習環境において多様な選択肢
- 永住権取得に結びつきやすい
申請のステップ
1)入学要件を満たす
カナダの留学生がカレッジへ進学するには、日本のようないわゆる「受験」はありません。一般的に以下3点の証明を行う事が、入学条件を満たす作業となります。
1.語学力
日本人にとって進学の最大の壁が語学力です。実質的に多くの方はカレッジ進学のハードル=語学条件という場合が殆どです。英語力の評価方法は通常はテストスコアで、TOEFLやIELTS、または学校が用意する判定テストの受験です。通常TOEICは使えませんが、一部カレッジでは利用可能です。(例:ジョージアンカレッジは本科で利用可能、セネカカレッジは付属英語コースで利用可能)ただ英語試験のスコアと、授業についていく英語力は全く別物です。北米の進学後の留学生の悩みどころでもあり、パスウェイや付属英語コースの通学が留学生には推奨されます。
2.学歴
カレッジ・大学はPost-secondary、つまり高校を卒業した人が対象の教育機関ですので高校の卒業証明書(英文または英訳添付)が必須です。大検を取得した場合は大検の証明書を利用します。高校以上の学歴(大学など)があっても高校の証明を求められることが通常ですが、学校によって対応は異なります。
3.高校の単位、成績証明など
学部によっては求められる基礎知識があり(数学など)それら単位の取得証明が必要です。また最近は高校の成績条件(いわゆるGPA相当のもの)を設定している場合が多く、例えば主要科目において5段階評価の3以上を求めるカレッジが多いです。細かい条件は学校により異なります。
2)願書を提出する
入学条件を整えたら、今度は希望の学校へ願書を提出します。
出願時期
一般的には、おおよそ入学の11カ月前に願書受付が始まります。(例:9月入学なら前年の10月頃)ただし学校により異なり、もっと遅い場合もよくあります。希望の学校・学科がいつから受付を開始するかは必ずいご確認下さい。
出願方法
弊社が知る限り全ての学校がオンラインで提出します。つまり必要書類はスキャンしてデータで提出します。カレッジによっては専用のポータルサイトで書類をアップロードする場合もあれば、オンライン申請後にメールでAdmission宛にメールで書類を送る場合もあります。
出願料
オンラインで出願するタイミングで一緒に支払うのが通常です。出願料は結果に関わらず返金は通常ありません。出願料は100ドル程度の場合が多いです。
結果の通知
合格通知が届く時期は学校によりバラバラで、1~2ヵ月かかる場合もあります。競争率や個人の状況によっても変化します。日本のように、合格発表日といったものはありません。
競争率を意識
応募が多い学科には、例えばLimited Program、Competitiveといった表記がされている場合がありますので注意しましょう。主に保育・幼児教育、コンピュータープログラミング、Post Graduateプログラム、また近隣のカレッジで開校していないプログラムや年一回しか入学できない学科も早期に定員に達する事があります。
3)デポジットを支払う
合格通知(オファー)を受けたら、一定期間内に授業料のデポジット(頭金)を支払う必要があります。
この期限は早いと2週間以内(例:VCC)ですが、一般的には4週間以内が多いです。長い場合は数ヵ月待機してもらえる場合もあります。この期限までに支払いが出来ないとオファーを辞退したとみなされ席が無くなりますので、予めすぐに支払えるよう準備をしておく事が大切です。
デポジット金額は通常1セメスター分の学費相当ですので、8,000~9,000ドルとなる場合が多いです。ただ一年間のみのプログラムや、特殊な選考プログラムは一年分をデポジットとして払うケースもあります。
デポジットの支払いが完了すれば、学校から正式な入学許可証(Letter of Acceptance)が発行され手続き完了です。この後は学生ビザの申請を進めていきましょう。
参考:学生ビザ申請の手順
パスウェイプログラム
留学生が有利に進学できるPathway(パスウェイ)プログラム
上で述べたように、進学するにあたって留学生の最大の壁は語学力です。テストスコアだけでなく授業についていく本物の英語力がないと、進学してからが大変です。
これらの問題を一気に解決するのがこのパスウェイプログラムです。
語学学校が提供するPathway(パスウェイ)プログラムとは、語学学校卒業時の進学が約束された「進学準備プログラム」です。一番の特徴はカレッジ・大学が求めるTOEFL等の英語スコア提示が免除されるという点です。
学部別お勧めカレッジ
各分野のお勧めコースをピックアップしました。こちらでご紹介していないカレッジにも同様のコースがある場合がございます。詳しくは気軽にお問い合わせ下さい。
ツーリズム・ホスピタリティ
観光業が盛んなカナダでは、専門性の高いホスピタリティ関連キャリアに直結するプログラムが幅広く提供されているカレッジが一般的です。
ビジネス
グローバルビジネス分野のキャリアに求められる知識、スキルと共に、北米ビジネス文化、コミュニケーション能力を学べるプログラムの数々。
IT/Web
カナダには人工知能、ロボティクス、プログラミング、情報処理科学のあらゆる学術分野をリードするカレッジ、大学が数多くあります。
ECE 幼児教育
卒業後、カナダでの就職、移住を目指したい人にも人気のEarly Child Education資格。学内に備わるデイケアで実習できるカレッジもあります。
調理・ベイキング
グローバルビジネス分野のキャリアに求められる知識、スキルと共に、北米ビジネス文化、コミュニケーション能力を学べるプログラムの数々。
ワイン醸造、ワインビジネス
キャンパスの一部にぶどう畑、醸造所を所有、学校オリジナルワインを販売し、醸造の基礎からビジネスマーケティングまで一貫して学べます。
大学編入
大学編入プログラムで2年間学び、3年目からは取得した単位をトランスファー(移行)して大学就学するのが一般的な大学編入パターンです。
One Pacific Immigration Consulting
https://www.onepacificimmigration.com
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